青山学院大学 やばいのか?偏差値から考察

関東の大学

青山学院大学を検索すると「恥ずかしい」「やばい」といったネガティブな関連ワードが目につき、不安に感じた方も多いのではないでしょうか。SNSでは「リア充すぎる」「中身がない」などの声が飛び交い、推薦入試や偏差値の“違和感”を指摘する投稿も少なくありません。しかし、本当に青学は“見た目だけ”の大学なのでしょうか?
この記事では、SNSの評判、学力・偏差値の実態、推薦比率の誤解、さらに就職実績や大学ブランドなど、よくある誤解を多角的に検証します。最後には、「どんな人が青学に向いているのか」も具体的にご紹介します。青学を本気で検討している方にとって、事実に基づいた判断材料になる内容です。

 

青山学院大学が「恥ずかしい」「やばい」と言われるのはなぜ?

SNSでよく見る悪評と“リア充すぎる”イメージ

結論から言うと、「青山学院大学はリア充ばかりで中身がない」といったSNS上の声が「恥ずかしい」「やばい」という印象につながっています。
ですが、これはあくまでも一部の印象であり、実態とは異なります。

たとえば、X(旧Twitter)やInstagramでは以下のような投稿が目立ちます。

  • 青学生の服装やメイクが派手すぎる 
  • カフェや美容室通いばかりで勉強してなさそう 
  • 表参道での華やかな学生生活を自慢している 

これらの投稿は目立ちやすく、拡散力も高いため、あたかも「全員がそうである」かのように受け取られがちです。
しかし、実際には真面目に学業へ取り組む学生も多く、ゼミやボランティア、インターンに励む姿も数多く見られます。

以下はSNSで見られる“よくある誤解”と“実際の声”の対比です。

よくあるSNSの印象 実際の青学生の声
「キラキラでチャラい」 「ゼミや就活、資格勉強に追われて遊ぶ暇ない」
「ブランドだけで中身がない」 「プレゼン力や人間関係が社会で活きている」
「推薦組ばかりで頭悪い」 「推薦でも課題は多く、入学後の勉強も厳しい」

見た目や立地によって生まれるステレオタイプが、必要以上に“恥ずかしい”というイメージを広めてしまっているのが現状です。

表参道キャンパス=キラキラ大学のレッテル?

表参道キャンパスという立地が、青学生の“キラキラ感”を増幅させています。
これは青学に限らず、都心の大学ならではの宿命でもあります。

立地が与える印象の影響は、以下の通りです。

  • 表参道・青山・渋谷といったファッショナブルなエリア 
  • 周囲におしゃれなカフェやセレクトショップが集中 
  • 芸能人・モデルの出没情報も多いエリア 

このような環境で学生生活を送るため、どうしても外見や流行に敏感な学生が目立ちます。
ですが、立地が良いというのは、学問や就職の面でも大きなメリットです。

たとえば以下のような効果があります。

  • インターンや企業訪問へのアクセスが抜群 
  • 都市型の実践型学習や社会連携授業が豊富 
  • 公共施設や文化施設を活用したゼミ活動も活発 

つまり、“キラキラ大学”というレッテルの裏には、都心での多様な学びの機会があるという現実もあります。

「偏差値の割に簡単」説の背景

「青学は偏差値高いのに、実は簡単に入れるのでは?」という声はよく耳にします。
このような誤解は、以下のような複数の要因から広まっています。

主な背景要因

  • 推薦・AO入試の比率が高い(約45%) 
  • 一部の学科で偏差値が低めに出る 
  • メディア露出が多く、ブランド先行のイメージが強い 

特に推薦入試に対しては、「評定だけで入れる」「誰でも通る」といった誤った情報がSNSで拡散されやすい状況です。

しかし、実際には以下の通り、難易度のばらつきや選考の厳しさがあります。

学部・学科名 偏差値 共通テスト得点率 備考
文学部 フランス文学科 60.0 72.3% 入試倍率3.0倍
理工学部 電気電子工学科 55.0 64.5% 共通テストで理系科目が重視される
法学部 ヒューマンライツ学科 57.5 73.1% 志願者が分散しやすく“穴場”とされる

つまり、偏差値の「平均」だけを見て“簡単”と判断するのは早計です。
入試方式・学科・募集枠によって難易度は大きく変わるため、正確なデータを見る必要があります。

実際の偏差値・共通テスト得点率は?入試の実力を検証

学部別偏差値から見える“難関度のムラ”

青山学院大学の学部別偏差値を見ると、確かに難易度に“ムラ”があります。
以下は2024年度 河合塾のデータをもとにした一覧です。

学部名 偏差値(目安)
文学部 57.5~65.0
国際政治経済学部 57.5~65.0
経済学部 60.0~62.5
理工学部 55.0~57.5
コミュニティ人間科学部 55.0

文系人気学部は難関大並みの偏差値となっており、MARCHの中でも上位に位置づけられる水準です。
ただし、理系や新設学部では志願者数や科目構成の関係で偏差値が低く出る傾向があります。

この“偏差値のばらつき”が、「青学は簡単」という一面的な印象を助長してしまっています。

共通テスト得点率で見る青学の「本当の実力」

偏差値では判断しきれない場合、共通テスト得点率を見ると、よりリアルな学力水準がわかります。
2024年度入試における学部別の共通テスト得点率は以下の通りです。

学部名 得点率(目安)
文学部 75%~88%
国際政治経済学部 80%~88%
総合文化政策学部 82%~88%
理工学部 80%~89%
社会情報学部 83%~87%

文系・理系問わず80%以上の得点が求められる学科が多数あります。
これは「決して簡単な入試ではない」ことの証明です。

一部学科が“穴場”とされる理由

一部の学科では偏差値や合格最低点がやや低めで、「入りやすい」という声が出ています。
以下は実際に“穴場”とされる学科の例です。

学科名 偏差値 合格最低点率 一般選抜倍率
法学部 ヒューマンライツ学科 57.5 73.1% 3.1倍
理工学部 電気電子工学科 55.0 64.5% 3.4倍

これらの学科は「科目のクセ」や「知名度の低さ」により敬遠されやすい傾向があります。
その結果、倍率が比較的低くなり、偏差値も控えめに見えるのです。

推薦が多い=学力が低い?青学の推薦入試の真実

推薦比率が高いのは本当、でも「誰でも入れる」は誤解

青山学院大学の推薦・AO入試の比率は約45%と私立大の中でも高めです。
しかし、「誰でも入れる」というのは事実と異なります。

推薦でも以下のような厳格な基準があります。

  • 評定平均が4.0以上 
  • 小論文や面接、書類選考 
  • 高校での課外活動やリーダー経験が重視される 

また、入学後のGPA管理や成績評価も厳しく、成績不良者は留年や卒業不可になることもあります。
推薦入試=簡単という先入観は、大きな誤解です。

早慶・上智と同じ推薦傾向なのに青学だけ叩かれる理由

実は、早稲田・慶應・上智といった難関私大でも、推薦・AO入学者の割合は40〜55%と青学とほぼ同等です。

大学名 推薦・AO入学比率(概算)
青山学院大学 約45%
上智大学 約55%
慶應義塾大学 約45%
早稲田大学 約45%

それにも関わらず、青山学院大学だけが「推薦で頭が悪い」と叩かれる風潮があります。
これは立地や見た目のイメージによる先入観や、SNSによる拡散が要因と考えられます。

就職は強いの?それともやばい?青学生の進路事情

大手内定者多数!数字で見る学部別就職状況

青山学院大学は「就職に強いのか、それともやばいのか」と気になる方も多いですが、結論としては「学部ごとの就職力が高く、大手企業への内定者も多数」です。

実際に2024年卒の実績を見ると、就職希望者の大半が希望の進路を実現していることが分かります。

以下は主な学部別のデータです。

学部名 卒業者数 就職希望者数 実際の就職者数 主な内定先(抜粋)
文学部 706人 616人 591人 公務員、教員、日本航空、ANA
経済学部 511人 473人 461人 富士通、みずほ証券、公務員
法学部 490人 447人 433人 東京海上日動、三井住友信託
経営学部 496人 468人 455人 リクルート、サイバーエージェント
国際政治経済学部 296人 274人 271人 アクセンチュア、日本航空

注目すべきは、「大手企業+公務員+教員」のバランスが良い点です。
文系学部では教育・公務系、理工系では情報通信や製造業といったように、学部の特性に合わせた安定した進路実績が出ています。

さらに青学の立地やブランドを活かして、広告・出版・航空・外資系など人気業界への進出も目立ちます。
いわゆる“やばい”とされるような進路に困る大学ではまったくありません。

「キラキラだけで中身がない」は本当か?

「青学生って見た目ばかりで中身がないんじゃないの?」
そんな声がSNSを中心に散見されますが、結論としては「一部の目立つ層だけを見た誤解」です。

確かに、青学には以下のようなイメージがあります。

  • 表参道のカフェで課題をしている 
  • Instagramにおしゃれな写真を投稿している 
  • 美容室やアパレルでアルバイトしている 

しかし、これは一部の行動が拡散された結果であり、全体を正しく表していません。

実際には以下のような活動に取り組む学生も非常に多いです。

  • 長期インターンや学生団体に所属し、実務経験を積んでいる 
  • TOEICや簿記などの資格取得に励んでいる 
  • 教職課程や公務員試験の勉強をしている 

つまり「おしゃれ=中身がない」ではなく、「おしゃれな学生も努力している」というのが実情です。

また、青学は就職活動において「第一印象が良い」「清潔感がある」「コミュ力が高い」といった評価を得やすく、結果として大手企業での面接に強いという側面もあります。

青学ブランドは「恥ずかしい」のか?他大学との比較で検証

MARCH・SMART内でのブランドポジション

青山学院大学は「MARCH」の中でも上位とされ、一部では「SMART(上智・明治・青山・立教・東京理科大)」というくくりにも含まれることがあります
このことからも、大学全体としてのブランド力は非常に高いといえます。

以下は代表的な大学群での青学の位置づけです。

グループ 構成大学 青学のポジション
MARCH 明治・青山学院・立教・中央・法政 上位2校に入る
SMART 上智・明治・青学・立教・理科大 ブランド系代表格

特に、「明治や立教と並んで女子人気が高い」「おしゃれなイメージと就職力が両立している」といった理由で、受験生からの志望度は安定的に高い水準をキープしています。

MARCHの中で「恥ずかしい」と言われる大学ではまったくなく、むしろ一目置かれる存在です。

知名度・志望度・イメージで見る大学ランキング

青山学院大学のブランド力を客観的に示すデータとして、「大学ブランドランキング」の指標が役立ちます。
以下は最新データからの抜粋です。

指標 青学の数値・順位
知名度(関東甲信越) 97.2%(全国3位)
知名度(関西) 93.3%(全国10位)
ブランド力(首都圏) 偏差値69.3(全国6位)
志願度(関東圏高校生全体) 10.1%(全国3位)
志願度(関東圏女子高校生) 11.5%(全国2位)
「雰囲気が良い」と評価された割合 27.3%(全国2位)

こうしたデータからわかるのは、青学が「おしゃれ」「都会的」という印象だけでなく、「実力のある大学」として広く認識されているという事実です。

【結論】青山学院大学は「恥ずかしい・やばい大学」なのか?

ネットの声と現実のギャップ

SNSや掲示板では「青学は恥ずかしい」「中身がない」などの声が見られますが、結論から言うと、それらは一部の印象が拡張された結果であり、実態とは異なります。

  • 就職率が高く、大手内定も多数 
  • 共通テストの得点率は80%以上が多数 
  • 入試方式に多様性があり、推薦でも厳格な審査が存在 
  • ブランド力・知名度・学生の意欲も高い 

このように、冷静にデータと実態を見れば、「やばい大学」ではなく、堅実に努力できる学生が力を発揮できる大学であると断言できます。

青学生に向いている人・向かない人とは?

青山学院大学の雰囲気や進路実績を踏まえたうえで、「向いている人・向かない人」の特徴をまとめます。

向いている人

  • 都心での学びや企業連携に興味がある 
  • 人間関係を築くのが得意で、発信力もある 
  • アクティブに学生生活を楽しみつつ、就活にも力を入れたい 

向いていない人

  • 静かなキャンパスで落ち着いて勉強したい 
  • 地方志向で都市部の生活にストレスを感じる 
  • 周囲の華やかさに劣等感を持ちやすいタイプ 

青学は「見られる自分」にも磨きをかけながら、「実力ある自分」も目指せる大学です。
外からの声に振り回されず、自分の価値観と合うかどうかで判断することが重要です。

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